これは……。

チャーリーとチョコレート工場を友人と一緒に見に行って、その際に貸していたのだめのコミックとCDブックを受け取った。
CD Bookは、聞かないうちに貸し出したので、返却して貰って初めて聞いたのだけれど、このCD Bookの為に作曲したと言うロンド・トッカータという曲が気になった。
のだめと千秋をモチーフにしたって言うけど、のだめのDAE、千秋のCって文字を音階に置き換えたってだけで、キャラクターのイメージを生かしてとかそう言う訳ではないらしい。
自分にとっては、五嶋龍さんのCDに入っている「武満徹:悲歌」って曲と同じで、聞いてて心が安まると言う感じの曲ではなく、どちらかと言えば嫌いな曲調。
クラシックを扱っている漫画だからある程度は仕方がないのかも知れないけど、いきなり完全4度、完全5度、完全8度がどーのと言うのを初めとして、専門用語が続出していて、自分で楽器を演奏したり、勉強したりしていない読者は絶対にわからないよなぁ……と思うような難解な解説が続々と。
この漫画って、音楽の専門雑誌に載っている訳じゃないんだよね?それとも、ちょっと小難しい事が書いてあるのが本格っぽく見えてステキって思うのかな?
それ以外の曲も、曲の途中でちょん切れていたり、作中ではピアニカで弾いている事になっている「ラプソディ・イン・ブルー」という曲も、普通の演奏だったりとちょっと残念なところが多いよう思えた。
もぎぎ先生の解説は、面白くわかりやすいんだけどな。

のだめカンタービレSelection CD Book (KCピース)

のだめカンタービレSelection CD Book (KCピース)