斉藤弦楽器(大久保)

大久保駅を降りて一分程のところにある、斉藤弦楽器というお店へ。
ここは個人でやっているお店で、入り口に入ってすぐ工房になっていた。
奥の部屋に行くと、壁際に本棚みたいな箱が並んでいて、そこにずらーっとヴァイオリンがしまってあり、その中から予算に合わせた楽器を何台か出してくれた。
その中から、どうしても好きになれそうもない外観のヴァイオリンを外して、引き比べて見ると、それぞれ違った特性があって、どれにすれば良いんだか迷う。
音の違いはわかっても、どちらがより良いとされる音なのかがわからないので、先生に絞り込んでもらったあとに、自分としてはこっちの方が良いと思うと言う楽器を選ぶ。
最終的に残ったのは、ドイツの量産ヴァイオリン2台(18万円)、中国のヴァイオリン2台(23万円と25万円)。
はじめは、ドイツの量産ヴァイオリンの方が音が響くから良いかなと思ったのだけれど、下倉楽器で選定している時に、響くだけではダメって聞いたので、音に深みというか厚みがある中国のヴァイオリンのうちのどちらかにする事にした。
先生は23万円の楽器の方が良いのではないかと言うのだけれど、D線やG線の音がどうも出にくいような気がして、25万円の方が良いような気が。
外観は二台は両方ともローズウッドのフィッティングが装着されていて、柘植希望の自分はちょっとなーと言う気はしたんだけど、本体の色は好みなので気にしない事に。
ただ、25万円の方のあごあてはテールピースを跨いでないタイプで、23万円の方はテールピースを跨いだ形になっており、フィット感は23万円の方が良いような気が。
さんざん迷ったけれど、先生も23万円の方が良いって言うし、フィット感もこちらの方が良いので23万円の方にする事に。
お店の人は、25万円の方は量産品で、23万円の方は手工品で中国の秦さんと言う方が作ったものなのだという。
お店の人が言うには、秦さんのお兄さんは有名らしく、非常に高いと言う事を聞いたけど、この楽器はあくまでも弟さんが作ったものなんだから、関係ない豆知識だよなぁ。

弓は、ARY-FRANCEと言うものを5本ぐらい出してもらって、その中から先生が良いと思う順番に並べたうちの2番目の弓が軽くて、色が明るいものが弾きやすいような気がして選ぶ。

肩当て

普通のKUN、スーパーKUN、カーボンのKUNの三つがあって、見ため的には12000円ぐらいするけど、カーボン製のものがサイバーな感じで格好いいなぁ……と思ったものの、実際に取り付けてみると異様に高さが高くてしっくり来ないのでパス。
普通のKUNは、ヴァイオリンの底面に真ん中あたりがくっついてしまいそうな気がした事やスーパーKUNの方がフィット感があったので、スーパーKUNを選ぶ。

ケース

ケースは、ひょうたん型にして値段を抑えましょうって先生は言っていたけど、楽譜が入ると言う店に魅力を感じてGEWA(だっけ?)とか書いてあるケースにする。

決めました!!

一日考えてから決めようかとも思ったんだけど、こういう風に迷った場合、大抵一番はじめに決めたものに戻ってくるパターンが多いので、持ち帰る事に。
持ち帰ってから、やっぱり気に入らなければ返してもかまわないって言うし、とりあえずコレに決めて持ち帰ることにした。
カードは使えないと言う事なので、後日持ってくると言う事に。