オペラ座の怪人(映画)

三日前に、初めて劇団四季オペラ座の怪人を見てきた。
劇団四季版ではセリフが歌ということもあり、聞き取りにくかった所があったのでその確認の為に映画を見に来たのだが、肝心の映画の内容は、劇団四季のミュージカルと全く同じ。

  • 音楽が一緒。
  • 細かい演出もほぼ一緒。
  • 四季と同様に、台詞は普通に話す事は少なく、90%は歌っている気がする。

いや、同じ題材なのだから、同じ内容ってのは当たり前なんだけど、ミュージカルじゃなくて映画だから、台詞は歌わないんじゃないかと勝手に思っていただけに、三日前に見た劇団四季の『オペラ座の怪人』と同じ形式で進んでいくので、あれれ?とか思った。
細かい演出という点では、劇中劇の中で象の張り子が出てくるのだけれど、片づけをするときに裏側に象を内部で動かしている人がいたり、舞台の端の方にバレリーナの足につける粉が置いてあったりする所とかも両方にあったんだよな。
両者の違いは、台詞が日本語か英語かと言う所だけのような。

映画版の良いところは次の通り。

  • 映画館にもよるが、クリアな音質(四季劇場の音響は若干音が割れてたりする)。
  • ファントムとラウルの戦いがわかりやすい。
  • 役者の顔がよく見えるので、ファントムの仮面の下の顔がよく見える。
  • 字幕が出ているので話の流れがつかみやすい。
  • 字幕が戸田奈津子(笑)。*1

劇団四季の『オペラ座の怪人』の中で、一番ツボにはまった「手は目の高さにっ!!」って言う部分が、セリフには出ていても、字幕に出ていなかったのがちょっと残念……帰りに友人と何回も腕を目の高さに上げていたもんで(笑)。
僕としては、劇団四季版でわかりにくかった部分の確認の為に来たので、少々期待はずれだった部分もあるが、作品の出来としてはなかなかのもの。
たぶん、DVDが出たら買っちゃうんじゃないかなぁ。。。

*1:「パーフェクトだったわ」には笑った